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救急救命士の資格取得を目指そう!受験までの流れ

救急救命士は救急車に乗り込み、病気や事故にあった人の応急処置を施す職種です。
現場での命を救う、やりがいのある救急救命士になるためには、国家資格が必要です。

本記事では、救急救命士とはどのような職種なのか、救急救命士の資格取得までの流れを解説します。

救急救命士とは

救命士は、急病人やけが人を医療機関に搬送する間に、必要な応急処置を行う職種です。
出動命令に応じて現場に駆けつけた後、傷病者の容態を確認しながら静脈路確保、バイタルサイン測定、薬剤投与、分娩介助、心肺蘇生などさまざまな救急救命処置をおこないます。
1991年(平成3年)に制度化され、厚生労働省認定の国家資格となり、2014年(平成26年)からは救急救命士が行える医療行為が拡大されました。
緊急時はなるべく早くできる限りの処置を行うことが大切です。
行えることが拡大されたことで、救急救命士は今後さらなる活躍が期待されている職種です。

救急救命士の取得方法

救急救命士の資格を取得するための、受験資格や流れを解説します。

受験資格

救急救命士になるにはまず、以下のうちいずれかを満たす必要があります。

  • 大学または専門学校の養成校の研修を修了している
  • 大学で1年以上、必要な13科目を修了かつ養成校にて1年間の課程を修了している
  • 医科大学にて公衆衛生学や臨床実習を修了している
  • 消防官として5年以上勤務または2,000時間以上の救急業務を経験している
  • 看護師資格を取得していて、上記と同等以上の知識・経験があると認定される

これらを満たした上で、救急救命士国家試験に合格すれば救急救命士の資格を取得できます。

資格取得の流れ

大学や専門学校を卒業した人、養成課程のある大学・専門学校を卒業した人、すでに看護資格を持っている人の場合では、資格取得までの道のりが異なります。
ここでは、看護資格をすでに持っているケースで説明します。
看護師資格を平成3年8月15日までに取得している人であれば、同時に救急救命士の資格も所有しています。
そのため、特別な試験などは必要ありません。
それ以降に看護師資格を取得した人については、養成校にて2年以上の研修を修了した上で、救急救命士国家資格を受験して合格することが必要です。
研修については、すでに履修している科目は免除されます。

救急救命士国家試験合格後は、登録申請を行います。
免許証は救急救命士名簿に登録されたのちに交付されます。
登録申請を行わない、または登録される前に業務を行うと行政処分の対象となるので注意しましょう。

救急救命士は最前線で命を救う責任とやりがいがある仕事

近年は医療が発達してきたとはいえ、事故や急病の際には病院に搬送するまでの処置が生死を分けることが少なくありません。
救急医療を支える救急救命士は責任ある仕事ですが、命を救う最前線で働く職種としてやりがいある仕事です。
看護師資格を持っている場合は資格取得までの道のりがややスムーズになりますので、興味がある方はぜひ目指してみてください。