介護業界に転職するための志望動機の伝え方!例文と併せて紹介
転職は、非常にどきどきするものです。
初めての転職はもちろんですし、また何回目かの転職であっても、やはり緊張は抑えられないものです。
また、「転職したい!」と考えたときに、「履歴書の書き方」「志望動機の伝え方」で悩む方も多いことでしょう。
ここでは転職時の履歴書に注目し、志望動機の例文と併せて解説していきます。
【履歴書・職務経歴書】書き方と志望動機の伝え方
まず、履歴書と職務経歴書の違いを見るとともに、その基本的な書き方を紹介していきます。
履歴書
だれもが一度は書いたことがあるのが、この「履歴書」です。
氏名に連絡先、生年月日や職歴、学歴などを1枚のフォーマットに書くものです。
また、現在は見直しも多少行われるようになっていますが、基本的には顔写真も貼ることになります。
履歴書だけで面接~選考~採用決定を行うところも多く、転職時の書類の基本となるものです。
志望動機などもこの履歴書に書くことになるでしょう。
履歴書のなかでもっとも書きにくいのが、おそらくは「志望動機」の部分だと思われます。
1.今までの経験と絡めつつ
2.将来の展望を語り
3.転職希望先の施設の色や特徴を入れ込み
4.前向きに締める
という4原則に基づいて書けば失敗しません。
以下は4原則に基づいた例文です。
「①以前の仕事は接客業で、常にお一人おひとりのお客様にとって心地よい買い物となるようにと考え、笑顔で向き合うことはもちろんのこと、アドバイスなども積極的に行っていました。②そのときに得た学びや経験を活かし、もっと深く、もっと人の役に立てる仕事をしたいと考え、未経験の介護業界への転職を希望しました。③ご利用者様が施設を自宅と同じようにリラックスして利用するためには、介護者の丁寧な対応はもちろん、介護に必要な体力を介護者が持つことも必要だと考えます。前職の立ち仕事で培った体力を生かしご利用者様に向き合っていきたいと考え、④特別養護老人ホームの御社に応募しました」
ここにさらに、その老人ホームの特徴などを加えてもよいでしょう。
職務経歴書
履歴書は、その人のプロフィールや基本情報などを盛り込むものです。
それに対して職務経歴書は、「仕事をする人間として、自分が今までどんな仕事をしてきたか」「自分がどれくらいのスキルを持っているか」「自分の前職、また自分の前職で出した功績」を記すものです。
ごく簡単にプロフィールを書くこともありますが、「仕事」に特化した書面となります。
このため、学歴などは原則として記しません。
自己PRを書く欄もありますが、仕事についてのPRを入れ込むのが普通です。
前職が介護職であった人の場合は、自分のことをアピールするとともに自分の持っているスキルを相手に正しく伝えることのできる手段となるでしょう。
履歴書はほとんどの職場で必要となります。
しかし、職務経歴書については不要としているところも多く見られます。
面接本番での志望動機の伝え方
面接本番で語る志望動機は、履歴書との齟齬がないようにします。
そのうえで、「履歴書に書いてある志望動機の内容に、プラスアルファした言葉」で語るようにするとよいでしょう。
たとえば、
1.お客様からのアンケートで、接客好感度1位になったこともあります
2,自分たちにとっては物を売ることは「日常」だが、買う人(利用する人)にとっては「特別なこと」だと考えて接客をしていた
などのようなことを加えるのです。
志望動機と連動させることは必要ですが、履歴書に書かれていることを繰り返すだけでは意味がないと考えてください。
志望動機は非常に大切
「志望動機」は、相手に積極性を伝えるためにも非常に重要になってくる部分です。
特に未経験で飛び込もうとする人にとっては、採用結果そのものを左右する要素となるでしょう。
自分の思いをしっかりと伝えられるようにするために、何度か下書きをしてみてください。