リアルジョブ | 介護職・看護職・保育職の求人・転職サイト

【また同じ境遇に…】介護士が同じ理由で転職失敗してしまう理由とは

介護職だけを対象としたものではありませんが、転職に関する意識調査は非常によく行われています。
それらのアンケートの結果を見ていけば、大多数の人が「転職をして良かった」、「転職は成功した」と答えていることがわかります。
しかし言い換えれば、少ない割合ではあるものの、「転職をして失敗した」と考えている人もいるということです。

転職が失敗する理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

【転職に失敗する理由①】自分が原因の人間関係の悪化

「人間関係で折り合いがつかないので、退職を希望した」という人は少なくなく、アンケートなどでも上位を占める理由となっています。
介護職は人対人の仕事であるため、どうしても折の合わない・気の合わない人は出てきます。
そのような場合は転職もひとつの選択肢となるでしょう。
ただ、原因を相手にだけ求めていては同じことの繰り返しになりかねません。

「自分は今50才。年が上というだけで、偉そうにしていなかったかな」
「人に何かをお願いするとき、命令口調になっていなかっただろうか」
「利用者さんがいないところで、同僚に利用者さんの悪口を言っていなかっただろうか」 などのように、まず自分自身の行動を顧みてください。

人間関係は合わせ鏡だとよく言われます。
もちろんどうしても気の合わない人や意地の悪い人はいますが、自分自身に原因があることもあります。

【転職に失敗する理由②】自分の弱みを理解できていない

すべての仕事を完璧に行える人はいませんし、人間には得意不得意があります。

たとえば、
「利用者さんからの評判は良いが、書類仕事がとても苦手」
「ルーティンワークをこなすことは得意だが、イレギュラーなことがあると動揺してしまう」
などのような例です。

自分の弱みを把握していないと、転職先でも同じミスを繰り返しかねません。
その結果、気まずくなってまた新しい転職先を……と繰り返してしまう人もいるでしょう。

このようなことを無くすために、自分が苦手なことと向き合い、自分事として対処できるようになる必要があります。
苦手な分野の教科書を読んだり、家でも実技を繰り返したりして苦手の克服に努めましょう。

【転職に失敗する理由③】許容範囲が狭い

転職をするときに、「今よりももっと優れた、もっと働きやすい、もっと待遇の良い職場に行きたい」と考えるのはごく自然なことです。
しかし、給与・人間関係・労働時間の全てが完璧な会社は多くありません。
そのことを念頭に置いたうえで、「自分にとってどのような職場がベストなのか」を模索していく方が建設的です。

「これだけは譲れない!」という軸を明確化し、転職軸を確立してから転職活動をしていくべきです。

「子どもの進学のためにお金が必要だが、まだ中学生なので夜勤などはできない」と考えるのであれば給与・労働時間を軸にして転職活動を行うことになります。
「前の職場は子持ちに優しくなくて疲弊した。多少給料が安くても、労働時間が短くて人間関係に恵まれたところが良い」と思うのであれば、人間関係・労働時間に焦点を当てましょう。
「夜勤もこなすし長時間労働も平気。でもそれに見合った評価と給料が欲しい」ということならば、給与・人間関係を重視して職場を選ぶことをおすすめします。

「失敗の理由を知ること」が、「成功」のキー

「前の職場に不満があって転職をする」という場合は、「なぜ前の職場で不満を抱えていたのか」にまず向き合いましょう。
人間関係や弱み、高すぎる理想など、「自分」が原因となっていることも少なくありません。
ここに目を向けて、それを克服するように動くことこそが、転職を失敗させないためのキーとなるのです。