アートメイク看護師になるには資格は必要?働き方や魅力を紹介
アートメイク看護師は、SNSの普及などもあり注目が集まる美容業界で活躍できる看護師です。
本記事では、アートメイク看護師の仕事内容や必要な資格、魅力やメリット、向いている人の特徴などをご紹介します。
目次
アートメイク看護師とは
アートメイクとは、医療従事者が表皮にインクを入れて眉・アイライン・リップなどを着色する施術のことです。
アートメイクは医療行為のため、医師または看護師しか施術できません。
アートメイクを施すと、メイクをしなくても眉やリップの色、デザインなどをキープできます。
そのため、メイクの手間を省きたい方やコンプレックスを解消したい方からの需要が高い施術です。
また、病気や治療による脱毛などの悩みを抱えている方が施術を受けることもあります。
アートメイク看護師になるには
アートメイク看護師の施術は医療行為であるため、看護師資格が必要になります。
アートメイク看護師として働くには、主に2つのルートがあります。
- 一般の病院からの転職
- アートメイクスクールの受講
1つ目は一般病院で看護師経験を経て、アートメイクを行うクリニックに転職するルートです。
皮膚科や形成外科で経験があれば、そのスキルを活かしやすいでしょう。
2つ目はスクールでアートメイクについて専門的に学んでからクリニックへ就職するルートです。
1パーツのみの施術と複数パーツの施術を学べるコースがあります。
アートメイク看護師の魅力・メリット
アートメイク看護師として働く魅力やメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
魅力やメリット①:やりがいを感じやすい
アートメイクで使用する色や技法は、お客様と話しながら選べます。
そのため、主体性を持って働ける可能性が高いでしょう。
施術したお客様から喜びの声を直接もらえるため、やりがいを感じやすいでしょう。
また、SNSで集客を行うケースも増えているため、ネットを通じてお礼を言われたりする点もやりがいにつながる要素といえるでしょう。
魅力やメリット②:スキルを極めやすい
アートメイク看護師は、一般病棟のように採血や診療補助などのさまざまな看護技術を学ぶ必要はありません。
アートメイクに関することのみを追求できます。
魅力やメリット③:夜勤がないのでプライベートと切り分けやすい
美容クリニックには夜勤がありません。
そのため、仕事とプライベートをしっかり切り分けられます。
また、施術中は基本的に座っているので体力的な負担も少ないです。
魅力やメリット④:年齢を重ねても長く活躍できる
アートメイク看護師は年齢制限がなく、需要があれば生涯ずっと働き続けられます。
また、実際に施術をするだけでなく、スキルや実績を活かして独立し、スクールの講師になったり、クリニック経営を行ったりなど、幅広く活躍できる道があります。
魅力やメリット⑤:美容業界への転職が有利
アートメイクというスキルがあることで、アートメイクの施術とは関係ない美容企業への転職も有利になることがあります。
知名度のあるアートメイク看護師であれば、声がかかることもあるでしょう。
このように、アートメイク看護師にはさまざまな魅力やメリットがあります。
もちろん、一流のアートメイク看護師になるには多くの経験や学びが必要です。
しかし、一般病棟の看護師に比べるとやることが決まっていて、スキルを極めやすい環境といえます。
アートメイク看護師の年収事情
アートメイク看護師は、特殊なスキルを持つ美容系の看護師です。
そのため、一般病棟の看護師より年収が高い傾向にあります。
ただし、技術力が年収に反映されやすく、年収には幅があります。
また、アートメイク看護師は指名が入るとインセンティブがもらえることが多いです。
クリニックの規定により変わりますが、人気になればかなりの高収入が期待できるでしょう。
アートメイク看護師が年収を上げる方法
アートメイク看護師が年収を上げる方法はいくつかあります。
- 指名を多くもらう
- SNSを活用する
- フリーランスになる
技術・知名度が上がれば指名につながり、インセンティブも増える可能性が高くなります。
また、SNSで積極的にPRしているクリニックであれば、症例紹介をすることでスキルやセンスをアピールでき、インセンティブを増やすことにつながります。
既にスキル・知名度が高い方は、独立してフリーランスのアートメイク看護師になるのも一つです。
既存顧客はもちろん新規の集客をしっかり行えるようでしたら、クリニック勤務時よりも数倍稼げることもあります。
アートメイク看護師が向いている人
アートメイク看護師に向いているのは、以下のような特徴の人です。
デザインセンスが高い
デザインや色、使用する技術はすべてアートメイク看護師が決めます。
もちろん自分勝手にできるわけではなく、お客様のご要望や骨格、最新トレンドなどを考慮したうえで最善のデザイン提案をします。
そのセンスが多くの人に認められれば、人気が高まり指名も多く入ることでしょう。
ヒアリング能力が高い
デザインを決定するには、お客様からなりたいイメージを聞き出さなければいけません。
そのため、相手の話をじっくり聞いて、相手の希望を具体的に聞き出すヒアリング能力が必要となります。
また施術中も会話を通して、痛みや違和感がないかなどを敏感に察知する必要があります。
集中力が高い
アートメイクは細かい作業を積み重ねることで完成します。
そのため、手先が器用なだけでなく、集中力も高くなければいけません。
向上心がある
美容はトレンドの移り変わりが激しいため、常に最新トレンドを取り入れることが大切です。
また、基本をおさえつつ日々努力して、新たな技法を取り入れるチャレンジ精神も重要です。
そのため、アートメイク看護師には向上心が必要といえます。
ホスピタリティが高い
アートメイク看護師として大切なこと、それはホスピタリティです。
決して安くない美容サービスとなりますので、アートメイク技術だけでなく接客技術も求められます。
顧客に寄り添い、質の高いサービスを提供できる人は、アートメイク看護師に向いているといえます。
アートメイク看護師の将来性
アートメイクはメイク時間を短縮したい方、コンプレックスを解消したい方、病気の影響により見た目に悩んでいる方など、性別・世代を問わず幅広く需要があります。
SNSの影響によって、美容施術に注目が集まっていることもあり、今後もさらにアートメイク看護師の需要は高まることでしょう。
また、前述の通りフリーランスへの道やスクール講師、美容クリニックの経営など、将来のキャリアはさまざまあります。
年齢を重ねてもスキルや経験を活かして活躍できることでしょう。
美容施術に興味のある方はアートメイク看護師も検討してみよう
アートメイク看護師は、美容施術の分野に興味があり、一つのスキルに向き合いたい方におすすめです。
日々新しいアートメイクについての知識を取り入れ、施術に活かせる方であれば、年齢を重ねてもアートメイク看護師として活躍できるでしょう。