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介護スタッフが付き添いで旅行が楽しめる!どのようなサービス内容!?

新型コロナウイルス(COVID-19)の流行でなかなか旅行を楽しめなくなったという人は、多いものです。
ご年配の方や障がいを持っている人ならばなおさらでしょう。

本記事では、介護スタッフが付き添う旅行サービスについて紹介していきます。

介護が必要な人のための旅行「介護付き旅行」

介護が必要な人でも旅行を楽しめる「介護付き旅行」というサービスがあります。
細かいサービス内容は提供者やプランによって異なりますが、

  • バリアフリーになっている宿泊先の選定
  • 年齢や障がいの状態に応じた観光プランの設定
  • 交通機関などの予約
  • 必要な介護サービスの提供

などがセットになっていることが多いといえます。

かつては、要介護者が旅行をしようとした場合、家族などが手助けするかたちが一般的でした。
しかし家族は介護のプロではありませんし、家族にも負担がかかります。
そのため、このような介護付き旅行サービスが提案されるようになったのです。

介護付き旅行の種類・同行依頼編

介護付き旅行は、以下の4つに分けられます。
なおこの分類は法律的に定められたものではなく説明をしやすくするための分け方であるため、同じ内容でも異なる呼ばれ方をすることもあります。

介護付き団体旅行(パッケージツアー)

旅行会社が主導して行うもので、あらかじめスケジュールが定められたタイプの旅行です。
事前準備が簡単に済むうえ、団体旅行のため費用が抑えられるのがメリットです
しかし一般的な団体旅行同様、自由度が低いのがデメリットです。

介護付き個人旅行(オーダーメイドツアー)

自分の希望に合わせたプランを組んでもらう旅行の方法であり、自由度が極めて高いのが特徴です
国内ばかりではなく国外に行くこともできるため(※コロナの情報や世界情勢の情報を追う必要はあります)、満足感の高い旅に仕上がりやすいでしょう。
また、体調不良などが起きた場合でも対処してもらいやすいという特徴があります。
「個人での旅行」になるため、費用が高くなるのが欠点です。
加えて、一から企画を作るため、時間もかかります。

介護が必要な人の旅行・同行無し編

上記では「介護をしてくれる人に同行してもらうプラン」を紹介しましたが、介護をしてくれる人を同行せずに行う旅行プランもあります。

手続き代行のみを依頼する

「バリアフリー対応の宿泊施設だけを探してもらい、旅行自体は自分たちで行う」という方法です。
「車いす生活ではあるが、それ以外のことはほとんど自分でできる」という人などはこの方法を採ると良いでしょう。
「必要なところだけを助けてもらう」というスタイルになるためある程度の自由は確保できますが、同行者の同意なども必要になります。

番外編・オンライン旅行をする

コロナの流行もあり、現在はオンライン旅行にも注目が集まっています。
「自分で足を運んで、手に触れて、空気を楽しむ」という楽しみ方はできませんが、非常に安価(場合によっては0円)で旅ができます。
起き上がることもできない人でも楽しむことができるため、これもまた選択肢のうちのひとつです。
なお昔に比べて現在は映像も非常にきれいになっているため、オンラインの旅行であっても満足感は高くなっています。

旅行とQOL~より良き人生のための旅~

介護を受ける立場になったとしても、旅行という選択肢をあきらめる必要はありません。
現在ではそのような状況にある人でも楽しめる旅行の手段が、数多く提供されているからです。
旅行は、単に行き先の景色を見ることだけを目的にするものではありません。
「選択すること、自由に行動すること」を味わい、QOLを高めるための行為ともなりうるのです。
介護を仕事とする人は、この「旅行のする意味」を熟知したうえで、利用者様にとってより良き選択肢を考えていくことが求められます。