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【暑い夏が間もなく到来】猛暑の介護現場で活躍する熱中症・暑さ対策

夏は熱中症で倒れる人や、救急搬送される人が増える季節です。
介護士は元々体を使って行う仕事ですが、新型コロナ感染症(COVID-19)対策としてマスクを着用して介護にあたることが求められる現在においては、特に危険性が高まっているといえます。
ここでは介護士向けの熱中症対策を取り上げます。

介護士向け熱中症対策①:体に異変を感じたらすぐに医療機関を受診する

介護の現場は慢性的に人手不足に悩まされていることもあり、暑くてフラフラしていてもまだ大丈夫と働いてしまう人は多いものです。
しかし、暑さを我慢し続けると命にも関わります。

「ほかの人に迷惑を掛けられないから」と我慢して働いて倒れてしまった場合、結果的には一緒に働く同僚や入居者にも非常に大きな迷惑を掛けることになります。
異変を感じたらまず休み、周りの人にそれを伝え、早めに医療機関を受診すべきです。

介護士向け熱中症対策②:入浴介助前後に水分を十分に取る

介護士の仕事のひとつとして、「入浴介助」があります。
介護職は肉体労働を伴うものですが、入浴介助の場合、これに加えて暑い浴室に入ることにもなります。

高温多湿の環境である浴室では、体内に存在する水分と塩分量のバランスも崩れがちとなります。
実際、浴室内で熱中症が起きる可能性は極めて高いといえます。

水分不足になると大事になる可能性があり、非常に危険です。
場合によっては意識不明~死亡にまで至ることがあります。
入浴介助を行う際は、喉が渇いていなくても、こまめに水分補給をすることが大切だといえます。

介護士向け熱中症対策③:免疫力をあげるために食生活や睡眠の質を上げる

「免疫力の低下」は、風邪や肌の不調を呼び込むだけでなく、熱中症の原因ともなります。
免疫力を高めることは一朝一夕では難しいのですが、下記のようなことを心掛けるようにしましょう。

・栄養のバランスが取れた食事
・睡眠の質を上げる、また十分な睡眠時間を確保する
・適度な運動を行う
・ストレスを溜めない

「栄養のバランスが取れた食事をすること」は非常に重要です。
肉や魚、野菜をまんべんなく取るとともに、食物繊維の入った食材や発酵食品などを意識して取り入れましょう。
また、過度の食事節制は免疫力と体力の低下を招きます。
ダイエットを行う場合は、栄養バランスの取れた食事をきちんと取りつつ、運動でカロリーを消費するようにしましょう。

「睡眠」は、ストレスを解消するもっとも有効な手段のひとつであると同時に、疲労を回復するための有用な手段でもあります。
十分な睡眠時間(8時間以上が望ましい)を確保し、睡眠の質を上げましょう。
睡眠の質の向上には、アロマやヒーリング音楽、遮光カーテンの利用などが効果的です。

運動によって体力をつければ、熱中症を患うリスクは少なくなります。
適度な運動は免疫力の向上にもつながりますし、ストレスの軽減効果も見込めます。
また運動を行った夜は良質な睡眠を得られやすくなります。
15分~30分程度の運動でも構いませんから、できるだけ毎日取り組んでいきましょう。

ストレスは万病の元とされています。
ストレスを感じた時はできるだけストレス源から遠ざかるようにし、心を休めるように努めましょう。
ストレス源から離れることが難しい場合は、音楽や読書、料理など、自分がリラックスできる方法を探すようにします。

自分のこともしっかりケア! 熱中症対策

介護士は、熱中症を患いやすい環境下で働く場合も多いといえます。
ただ熱中症にかかってしまうと、本人も辛いものですし、周囲の人にも迷惑が及びます。

・異変があったらすぐに病院へ
・水分を十分にとる
・免疫力を上げる生活を心掛ける
の3点を守って、熱中症対策に努めましょう。