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幼老複合施設とはどのような施設!?介護職として働くメリット・デメリット

近年、幼老複合施設が増えつつあるのをご存知でしょうか。
保育と介護それぞれの施設が一体化した施設です。
メジャーな職場ではないため、知らない介護職の方も多いかもしれません。
幼老複合施設とはどのような施設なのでしょうか。

本記事では、幼老複合施設の概要や仕事内容、介護職として働くメリットやデメリットについてご紹介します。

幼老複合施設とは

幼老複合施設とは、児童施設と高齢者施設が同じ敷地内にある、または一体化している複合施設のことです。
保育と介護が共生している施設であり、単独施設にはない特徴があります。
たとえば、子供にとっては多世代と触れ合う機会が増えて思いやりの心が芽生えたり、高齢者にとっては子供たちと触れ合えることが刺激となり前向きに毎日を過ごせるようになります。

幼老複合施設での仕事内容

幼老複合施設で働く職員

幼老複合施設では、子供向け施設で働く保育士、そして高齢者向け施設で働く介護職員が働いています。
保育と介護のうちどちらかの資格やスキル、経験があれば働けます。

仕事内容

幼老複合施設での仕事は、保育士・介護職員それぞれの仕事と変わることはありません。
たとえば、介護職員であれば一般的な高齢者施設での仕事と基本的には同じ業務内容です。

仕事の境界が曖昧になることも

2つの施設が併設されていることから、仕事の境界線は曖昧になることもしばしばあります。
たとえば、介護職員であっても子供の面倒を見なければならないこともあります。
そのため、介護職員でも保育に関する仕事経験やスキル、子育て経験があると働きやすいかもしれません。

レクリエーションなどのイベントが多い

幼老複合施設はレクリエーションなど、子供と高齢者が触れ合うイベントが多いのが特徴です。
そのため、保育士・介護職員が協力しあってイベントを行うことも業務の一つとなります。

幼老複合施設で働くメリット

ここでは、幼老複合施設で働くメリットをご紹介します。

メリット①:子供を職場に預けながら働ける

幼老複合施設では、自分の子供を預けながら働けるのがメリットです。
小さなお子さんがいる場合でも、働いている間に預かっていてもらえるので安心できることでしょう。

メリット②:保育料が割引になる

幼老複合施設では、福利厚生として自分の子供の保育料が割引になることもあります。
職場にもよりますが、家計の助けになりますので嬉しいメリットです。

メリット③:多様な人間関係を築ける

幼老複合施設では、子供とその親、高齢者とその家族とさまざまな年代の人たちと触れ合える職場です。
そのため、他の職場では経験できないような多様な人間関係を築きやすい環境です。
これはやりがいにもつながることでしょう。

幼老複合施設で働くデメリット

幼老複合施設で働く場合、以下のようなデメリットもあります。

デメリット①:感染症リスクや事故トラブル

子供も高齢者も免疫力が低いため、感染症にかかりやすいので注意が必要です。
また、両者ともケガをしやすいため、常に注意を払っておく必要があります。
そのため、精神的に疲れることもあるかもしれません。

デメリット②:単独施設より負担がある

保育士、介護職員どちらも、自分の専門外である子供や高齢者と関わる必要があります。
必須ではないとはいえ、保育と介護の知識がそれなりにないと、心身ともに疲弊してしまうことでしょう。

幼老複合施設ならではの経験を積むことができる

幼老複合施設は子供と高齢者どちらのケアも行う施設です。
そのため、働く職員としては大変なことや苦労することも少なくありません。
しかし、幼老複合施設だからこそ得られる貴重な経験もたくさんあります。
サービスを受ける子供や高齢者にもメリットが多いことから、今後は幼老複合施設が増加することも考えられます。