
体が不自由であるなどの事情で、自分1人では着替えができない人もいます。
そのような人のために行うのが、「着脱介助」です。
今回はこの着脱介助について、着脱介助の概略、着脱介助の手順、着脱介助を行うときのコツ、について解説していきます。
着脱介助は、起きているとき(座位の姿勢)と寝ているときでやり方が異なります。
まずは、「起きている状態での介助(座位の姿勢)」について解説します。
着脱介助を上手に行うコツについてもみていきましょう。
着脱介助を行う場合は、まずは「着脱しやすい服」を選ぶことが重要です。
ゆとりのある服やゴム、マジックテープを使ったものを選びましょう。
次に、着脱介助を行う際は関節部分をしっかりと支えるようにします。
また、着脱介助に限ったことではありませんが、声かけを行うことや「自分でできる範囲のことは自分でやってもらい、できない部分をサポートすること」が求められます。
こうすることで介護の度合いが進行する度合いを遅くすることに繋がり、介護を行う側の負担(特に介護をする人が家族である場合)を減らすことにもなります。
前項でも触れましたが、痛みや拘縮がみられる場合は、「脱健着患(だっけんちゃっかん)」のやり方をとります。
これは、衣類を脱ぐ際は麻痺などがない健常な半身の健側から、着用の際は病気や関節痛、麻痺などのある患側から行うことを指します。
このようなやり方をすれば、痛みがあったり動きが制限されたりする人でも着替えをしやすくなります。
この方法は、利用者様の体に優しいだけでなく、介護をする側(介護士側)にとっても負担の少ないものです。
「衣服の着脱」は、生活の基本のひとつです。
衣服を適宜着替えることによって心身をリフレッシュすることができますし、皮膚のトラブルを遠ざけることもできます。
1日に何度か行うことになるこの着脱介助は、必ず声掛けをしてから行うようにします。
また正しい手順を押さえるとともに、「できることは自分でしてもらう・自分でする」という考え方を、介護される人も介護する人も持つことが重要です。
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