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介護現場のワクチン4回目接種。現状と今後の予想

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響は私たちの生活全般に及びましたが、特に介護業界においては大きな変化をもたらしました。
リスクの高い高齢者と接することになる介護職においては、新型コロナウイルス(COVID-19)への感染は文字通り命取りとなるからです。
このような現状を踏まえたうえで、本記事では「4回目のワクチン摂取」について取り上げます。

介護現場の4回目のワクチンの現状

新型コロナウイルス(COVID-19。以下、特段の事情がない限りは「コロナ」の表記に統一する)への対抗策として打ち出された「新型コロナウイルスワクチン(以下では『ワクチン』の表記に統一する)」は、多くの人に受け入れられました。

複数回の摂取が勧められているこのコロナワクチンは、優先順位が定められています。
現在は多くの人にいきわたっていますが、2022年の4月末日、厚生労働省では「4回目のワクチン接種は、まずは60歳以上の高齢者や基礎疾患を抱える人を優先する」と発表しました。
つまり、介護職や医療従事者は4回目のワクチン接種に関しては優先としないと判断されたのです(※上記の条件や、医師の判断によってハイリスクと判断された介護職・医療従事者は除く)。

ワクチンを接種するか摂取しないかは個人の判断にゆだねられますし、この決定もまた賛否が分かれるところではあります。
しかしハイリスクの高齢者と接することを前提とする介護職や医療従事者の中には、「自分がかかることで、利用者様を危険にさらしてしまうのではないかと不安がある」という声を上げる人もいるのも確かです。

今後のワクチン接種の予想

ワクチンが出始めたころも、ワクチンを接種できなくて困る人が出ていました。
しかし現在では、このような「ワクチン難民」は少なくなっています。
3回目のワクチン接種を受けた人は61.6パーセントとなっていますし、2回目は80.8パーセント、1回目は81.9パーセントとなっています。

そのため、2022年6月28日現在は確かに介護職は4回目のワクチン接種の優先枠から外れてはいるものの、時間が経つに従って打てるチャンスは増えてくるものと思われます。

4回目のワクチン接種の状況を把握しておきましょう

4回目のワクチン接種の優先枠の中に、介護職や医療職が含まれなかったことには賛否両論があります。
しかしワクチンの接種率が高くなっていっていることを踏まえれば、そう遠くないうちに、介護職も医療職も4回目のワクチンを接種する機会が設けられるものと推察されます。

出典:首相官邸「新型コロナワクチンについて」
※本原稿は2022年6月28日に作成しています。