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【通信のみ】介護系の資格一覧!働きながらの取得を目指そう

介護職のニーズが高まっている昨今、「通信のみで取得できる介護資格」も多く提示されるようになりました。
本記事では、通信で取れる介護関係の資格について解説します。

通信のみで取得できる介護資格の特徴

通信のみで取得できる介護資格は、ごく一部を除き、民間の団体が運営元となっています。
国家資格ではないため、これだけを持って「介護の専門家である」と名乗るのはかなり厳しいといえるでしょう。

しかしそれでも、介護業界未経験の人にとっては転職のための武器と成り得るものであるといえます。
またすでに介護職員として働いている人の場合も、新しい知識や技術を身に着ける手助けとなります。

通信のみで取得できる介護資格の一覧

通信のみで取得できる介護資格はいくつもあります。
たとえば、「レクリエーション介護士」「認知症介助士」などもそのうちの1つです。 ここでは、代表的なものをご紹介します。

介護職員初任者研修

「介護職員初任者研修」は、国家資格ではないものの、厚生労働省が認める公的資格のうちの1つです。
介護業界未経験の人が介護業界に入ろうとした(あるいは入った)ときに目標とするべき資格の代表例だと考えられています。

この介護職員初任者研修は、長きにわたって「通信教育だけでなく、スクーリングでの研修が必要である」とされてきました。
現在でも、原則としては、通信教育+スクーリングでの研修が必要であるとされています。

しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行によって、特例が認められるようになりました。
令和2年の4月30日に厚生労働省から出された「新型コロナウイルス感染症に係る介護員養成研修(介護職員初任者研修・生活援助従事者研修)の臨時的な取扱いについて」の告知によって、「都道府県が認める場合は、その最終的な評価も含めて、通信学習で完結させても良い」としたのです。
通信教育のみで取得した場合は実際に仕事をし始めるときには有資格者が同行のうえOJTを行うこととしていますが、介護職員初任者研修の資格取得の方法が従来とは大きく変わったことは事実です。

ただし、これはあくまで特例の話です。
都道府県によって考え方は異なるため、通信教育のみで介護職員初任者研修を取得しようと考える場合は事前に確認が必要です。

看護助手講座

看護助手の資格も、通信教育のみで取得することができます。
仕事内容は介護士と似ていて、看護を行う人たちのサポートを行います。

なおこの資格は、まったくの無資格者でも取得することができます。
ちなみに看護助手としばしば混同される「准看護師」ですが、これは通信のみで取得することはできません。
また仕事の内容も異なるうえに、准看護師は都道府県知事による免許の交付が行われるといった違いもあります。

事務関係の資格

介護に直接関わるわけではありませんが、介護施設で役立てられる事務関係の資格を取得するのもおすすめです。
介護施設の事務は介護報酬請求業務などが関わってくるため、一般企業の事務とは仕事内容が異なります。
「今まで事務職だったが、今後は介護施設の事務として働きたい」と考える人は、介護施設で働くための事務の資格を取っておくと勉強になるでしょう。

介護施設用の事務資格は数多くあります。
たとえば、日本医療事務教会の「介護報酬請求事務技能検定試験」もそのうちの1つですし、技能認定振興協会の「介護事務管理士」もまたそのうちの1つです。

通信で資格を取得するメリット

ここでは、通信で資格を取得することのメリットについて紹介していきます。

メリット①:仕事を続けながら学べる

「いつかは介護業界に飛び込みたいが、今はまだ別の仕事に就いている」という人は、決して少なくはありません。
今の仕事を辞めて学校に入り直して勉強をするのは1つの選択肢ではありますが、生活費の面から考えるとなかなか難しいケースもあるでしょう。
しかし通信教育での資格の取得ならば、このような困難にも対応できます。

メリット②:介護が自分に合っているかわかる

介護は非常にやりがいのある仕事ですが、人には向き・不向きがあります。
夢と情熱を持って介護業界に入ってきたものの、自分には合わなかった……という人もいるでしょう。
しかし事前に通信教育で勉強をしておけば、「自分に向く業界か、向かない業界か」をある程度判断できるようになります。

メリット③:就職やステップアップに有利になる

資格をすでに持っている人と持っていない人が2人面接に来た場合、多くの面接官は前者を採用します。
知識があるだけでなく、自ら学ぼうとする向学心のある人だと判断されるからです。
そのため、資格を持っておくことは就職において非常に有利に働きます。
またすでに介護業界で働いている人の技術・知識向上のために役立つものでもあります。

通信による介護系の資格を目指しましょう

介護職の人手が足りないうえに新型コロナウイルス(COVID-19)が蔓延した現在、「通信で取れる介護関係の資格」のバリエーションも非常に増えてきています。
通信での介護関係資格の取得は非常に多くのメリットをもたらすので、ぜひチャレンジしてみてください。