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介護をサポートするAgetech。どのような種類がある!?

技術は日々進歩しています。
まったく異なる分野であると思われていた技術が、互いに干渉し合い高め合うことで、より良いサービスを提供できるようになることもあります。

これは、介護業界でも例外ではありません。
介護業界も日々進化があり、新しい技術が取り入れられています。
そのうちのひとつが、Agetech(エイジテック)です。

本記事では、Agetechの浸透状況や課題、種類についてご紹介します。

Agetechとは

Agetechとは、高齢化社会とテクノロジーを掛け合わせた言葉です。
近年のテクノロジーの進化は目覚ましいものがありますし、少子高齢化社会が問題視されている現在では、この2つを掛け合わせて問題を解決していこうという考えが出てきたのは、自然な流れだといえるかもしれません。

日本の現状

日本は、特に少子高齢化が問題になっている国です。
介護業界は慢性的な人手不足に悩まされていて、常に新しいスタッフを必要としています。
4人に1人が高齢者である日本においては、Agetechの考え方は非常に重要です。

世界の現状

日本ほど顕著ではないものの、世界各国でも少子高齢化は問題となっています。

アメリカでは、数年前からAgetechエイジテックに注目が集まっています。
ここ15年間でアメリカでは、ヘルスケアにかけるコストが7倍にも膨れ上がっているとされています。

このようなこともあり、クラウドやデータを用いたAgetechの技術が非常に注目を浴びています。
テクノロジーが介護の領域に入り込むことによって、健康的で文化的な生活を利用者が送れるようなサービスを提供できるとされています。

Agetechの課題

ただし、このようなAgetechの考え方にも課題はあります。
Agetechが一般に普及するためにはまだ時間がかかること、また本当に使いやすいものであるかどうかという懸念が残る点です。
Agetechは、利用者(高齢者)自身の理解がカギを握るともいわれています。

高齢者が利用するAgetechサービスの種類

ここでは、Agetechの種類についてご紹介します。

高齢者自身のためのもの

健康管理アプリやスマートフォンなどがこれにあたります。
また広い意味では、携帯型のトイレもここに含まれます。
高齢者が、高齢者自身の生活をより便利に、より豊かにするためにもAgetechは利用されています。

高齢者のために導入するもの

現在は、社会全体で高齢者を支えていくべきだとする考え方が主流です。
そのため、介護支援ロボットが開発されたり、電子カルテの整備がすすめられたりしています。
また、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行下のなかでは、特に遠隔で診察できるオンライン診察が注目を集めました。

高齢者と若年層の間でやりとりをするためのもの

Agetechは、孫や子どもに会いたい高齢者の助けにもなります。
オンラインのビデオ通話などがこれにあたるでしょう。
また、山登りの仲間限定などのようにメンバーを募っているオンラインコミュニティもあります。

老後を考えている若者に向けたもの

老後も健康的な生活を送れるように、若者向けの健康管理アプリなどがこれにあたります。
昨今では健康意識の高い若者が増えているため、このような健康管理アプリは今後も展開されることでしょう。

Agetechを上手に活用しましょう

少子高齢化が避けられない現状においては、
「高齢者が自分の生活を豊かにするにはどうしたらいいか」
「社会は高齢者のために何ができるか」
を考える必要があります。

Agetechは、上記のような課題を解決する手助けとなるでしょう。