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看護師の転職事情を紹介!履歴書や面接対策に拘ろう

看護師は、転職しやすい職業といえます。
看護師の資格を持っている限り、転職先・就職先には困らないといってもよいほどです。
ただし、より良い環境の職場で働くためには、履歴書や面接がポイントとなります。
本記事では、看護師の転職事情や、履歴書・面接対策について解説していきます。

看護師におすすめの転職時期

絶対に転職ができない時期というのは、看護師にはほぼないといえます。
看護師は常に売り手市場であり、有効求人倍率も非常に高い状況にあります。
例えば、厚生労働省がまとめた「看護職員の現状と推移」では、平成19年度~平成25年度までの間、看護師の有効求人倍率が2倍を下回ったことはないという統計結果が出ています。
今後も、この状況は続いていくことが予想されます。

ただそんななかでも転職しやすい時期は、1月ごろといえるでしょう。
この時期は、4月入職のために多くの施設が動き始めている時期だからです。
年末に職を辞する人も多いため、求人を出す会社が多い傾向にあります。
対して3月のころは、すでに新しく雇う人が決まっている状況であることが多いため、転職時期としては不向きだといわれています。

また、新人研修が終わった時期に入りたいと考えるのであれば、6月あたりがおすすめです。
4月〜5月あたりに集中する新人研修が落ち着き、少し余裕が出るところが多いためです。

「1月の転職活動」と通じるところもあるのですが、11月も転職活動を行うのにおすすめの時期です。
年末に辞めてしまう人員の補充を、と考えている施設が増える時期だからです。
特に、年始から始動したいと考える人は、この時期に転職活動を行うのが最もおすすめです。

出典:厚生労働省「看護職員の現状と推移」

看護師の転職先となる職場

看護師の就職先といえば、まずは「病院」でしょう。
病院にはさまざまな働き方があるため、どのように働きたいかを明確にするのも大切なことだといえます。

また、看護師の転職先は病院だけではありません。
例えば、高齢者施設なども看護師の活躍の場として挙げられます。
市町村などが音頭をとっている公共の高齢者施設で活躍する方法もありますが、高級老人ホームなどで働く選択肢もあります。

子どもが好きな人は、保育園などを就職先として検討するのもよいでしょう。
子どもはケガをすることが多いので、そんなときにフォローできる看護師は非常に心強い存在とされます。
保育園の場合は、夜勤がないのもメリットでしょう。

障がいを持つ人に対応する障がい者福祉施設も、看護師が活躍できる職場といえるでしょう。
充実した研修制度があるところも多く、ステップアップが見込めるのもメリットです。

いくつか代表的な職場を挙げてきましたが、それ以外にも「旅行などに付き合うツアーナース」などのように、少し変わった働き方もあります。
また、それほど知られていませんが、遊園地などの娯楽施設で看護師を募集している場合もあります。

看護師に限ったことではありませんが、働く場所は「働きやすさ」「勤務形態」「給料」などに直結しています。
ステップアップ・キャリアアップを考えるうえでも、非常に重要になる項目です。

看護師の履歴書・書き方のポイント

ここでは、履歴書の書き方・記入方法について紹介していきます。

履歴書の書き方・志望動機以外

履歴書は、学歴などを書く欄と、志望動機などを書く欄に大別されます。
まずは、志望動機以外の書き方を確認していきましょう。

迷ったら手書きで作成しよう
現在は、パソコンで履歴書を書いても問題のない企業も増えています。
人手不足の看護師業界において、パソコンで履歴書を書いたことが理由で不採用になるケースはまずないといえるでしょう。
ただ、昔ながらの文化が残っている職場や、採用担当者が高齢の方である場合は、手書きの履歴書に好印象を持つことがあるのも事実です。
そのため迷ったときは、手書きで履歴書を作成するほうが無難といえるかもしれません。

正式名称で記入する
看護師の転職活動に限ったことではありませんが、履歴書は全て正式名称で書きましょう。
学校や資格名、企業名などは全て正式名称で記入して、略語は使わないようにしてください。

また、年月日は正確に記入しましょう。
上記では「基本的には手書きが無難」としましたが、事前にパソコンなどで「〇年×月 △△看護学校卒業」などのようにリストを作っておき、それを書き写す形式にしていけば間違いは減るでしょう。
なお記載を間違えた場合は、修正液で対応するのではなく、書き直すようにするのが基本です。

なるべく空欄はなくす
履歴書には、趣味などを書く欄があります。
転職活動には必要なさそうな部分ですが、このあたりもしっかり記入するようにしましょう。
なるべく全ての空欄を埋める意識を持ちましょう。

履歴書の書き方・志望動機欄

履歴書において最も大事であり差がつく箇所が、志望動機の欄でしょう。
志望動機や自己PRの欄は自由記載となっているため、自分でオリジナルの文章を記入していく必要があります。
そのため、何を書くか迷う人が多い箇所です。

志望動機の欄は、基本的には前向きなことを書くようにします。
前職がブラックすぎて辞めたなどのようなマイナスの表記は避けて、「前職で〇〇を学ぶなかで、より〇〇について詳しく学びたいと考えるようになった。そのため、〇〇を専門としている貴社への転職を希望した」などのようにポジティブな志望動機となるようにしましょう。
このように書くことで、前向きな姿勢や向上心をアピールすることができ、転職希望先のこともしっかり把握していることを伝えられます。

また、介護のために仕事を辞めた場合などは、「家族の介護のために前職を退きましたが、介護をする側の感じ方を知った今、より深く患者様により添えるようになったと思います」といったアピールをすることもできます。

加えて、働き方の希望を問われる項目に関しては、絶対に譲れないことのみを記入するようにします。
例えば「小さな子どもがいるので、日勤でのみの雇用形態を希望します」「家族の介護をしているので、県外への転勤はできません」などです。

看護師の面接対策のポイント

ここでは、面接対策について紹介していきます。

看護師の面接に適した身だしなみは、他の業種・職種と基本的には同じです。
スーツを着用し、明るすぎない髪色の髪の毛をきちんとまとめ、ナチュラルメイクにします。

また、履歴書に志望動機を書いていたとしても、面接のときにはほぼ確実に志望動機について聞かれるでしょう。
そのときに、履歴書の志望動機と大きな齟齬が出ないように気をつけましょう。
理想の志望動機の伝え方は、履歴書に書いた志望動機をさらに発展・補足するような伝え方です。
加えて、転職時の面接においては「前職でどのような成果を上げてきたか」「どのようなポジションで、どのような働き方をしてきたか」を聞かれることもあります。
そのため、この質問に対してもしっかりとした回答を用意しておきましょう。

面接では、過度な謙遜をしないようにしましょう。
もちろん嘘をついてはいけませんが、自分のしてきたこと・自分の積み重ねてきた実績を客観的な視点で評価し、しっかりと相手に伝えることは非常に大切です。

看護師は常に売り手市場!自信を持って転職活動をしよう

看護師は非常に需要があるため、自信を持って転職活動をしましょう。
多くの施設が人手不足であり、常に看護師を必要としています。
そのため、履歴書や面接のポイントをおさえて転職活動をすれば、希望に合った職場に転職できる可能性は高いといえるでしょう。