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介護派遣の契約はいつまで!?契約期間や契約満了後の考え方を紹介

介護職に限ったことではありませんが、現在は「派遣社員として働くこと」が働き方の一つの選択肢として挙がってきています。
実際に、派遣介護職として働いている人もいることでしょう。

ただし、派遣という形態で働くときには、注意点もあります。
それが、「契約期間」の問題です。
今回は、派遣介護職として働く場合の契約期間と、契約期間満了後の身の振り方について紹介していきます。

派遣として働く場合は3年が限度となる

まず知っておいてほしいのが、「契約期間はその職種がどのようなものであろうと、3年を超えた雇用期間を設定することはできない」という点です。
その職場に馴染んでいたとしても、3年経つと契約は終了します。

また、この「3年」も最長期間であり、それまでの間に問題行動があったり、会社側の事情で人員が必要なくなったり、評価が悪かったりした場合は契約が終了します。
加えて派遣の介護職として働く場合は、ボーナスなどが発生しません。

まずこれが原則です。

介護派遣の契約満了後

では契約期間終了後、どのような道をたどる人が多いのでしょうか。

1.正社員としての登用を目指す

「派遣として働いていたけれど、会社側から正社員として働かないかと打診があった」などの場合は、正社員として働くことも可能です。
全ての人に適用されるものではありませんが、「正社員登用あり」などとしているところの場合、可能性は高くなるでしょう。

2.無期転換ルールについて

「派遣社員」といっても、会社によって細かい雇用区分は微妙に違います。
契約社員として働く場合、「同一の会社で5年以上働いた場合、無期転換申し込み権が発生する」という特徴があります。

たとえば、「Aという職場で、契約期間満了までの3年間働いた。その後、同じ職場からの要請によってさらに2年以上の契約をした」という場合に発生するもので、「期限を定めることなく、長きにわたって働き続けられる権利(を申し出る権利)」が与えられるのです。

ただこの制度が適用される場合でも、会社によって雇用区分が異なるため、その会社がどのようなスタイルをとっているかを確認しなければなりません。

出典:厚生労働省「有期契約労働者の無期転換ポータルサイト」

3.ほかの施設に赴く

「派遣社員としての働き方が気に入っている」という場合は、契約終了後に再び人材派遣会社の紹介を待って、ほかの介護施設に派遣される……といったかたちをとることもできます。

介護派遣で働くメリット

介護職は現在、常に売り手市場です。
そのため派遣のスタイルで働いていても、「派遣先がない」というような状況になることはあまりないでしょう。
派遣の介護職として働く場合、「働き方の希望」が通りやすいといったメリットがあります。
「残業はしたくない」「土日は休みたい」「働く時間は〇時~〇時まで」などの要望が通るのも、派遣社員として働く魅力でしょう。
また派遣の場合、ある程度の短いスパンでさまざまな職場に行くことができるため、見聞を広める意味でも有用です。

もちろん、「派遣社員の方が、ほかの働き方よりも絶対に良い」とまではいえません。
しかし働き方の一つとして、派遣社員という働き方は候補に入れておくべきでしょう。

派遣社員として働くのであればその後の身の振り方も考えたい

介護職は売り手市場の業界であるため、派遣社員として働いていても派遣先に困ることはないでしょう。
紹介してきたように、介護職を派遣として働くメリットもあります。
しかし、正社員に比べると不安定な面もあるのも事実ですので、「契約満了後にどうするべきか」を考えておくことが重要です。
正社員登用を目指すのか、無期労働契約を申請するのか、あるいは派遣社員としてそのまま働くのか、どの働き方が自分にとって良いのかを考えて次のキャリアを選択できるようにしましょう。