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派遣介護職は時給の交渉をしてもいいの?おさえておきたい交渉方法!

介護職は、売り手市場だといわれています。
介護職の需要は年々高まっており、転職もしやすい状況にあります。
また働き方も多種多様で、正社員として働くこともできればパートタイマーとして働くこともできますし、派遣社員として働くこともできます。
本記事では、派遣介護職として働くときの「給与」について紹介していきます。

派遣の介護職の時給は高い?

介護職自体の平均年収は、女性の場合は280万円程度だとされています。(※医療、福祉の場合)
年齢によって多少数値に違いは見られますが、およそ200万円~300万円程度におさまっています。
男性に比べると、年齢による年収の差は起きにくいでしょう。

また上記のデータは令和元年のものですが、別のデータとして平成30年の統計で「女性の年収の平均は247万5000円」という数字もあります。
こちらのデータを合わせて考えますと、介護職は「売り手市場で就職先には困らないものの、全職種の平均年収に比べてやや低い年収傾向」といえるでしょう。

ただし派遣で働いた場合、正社員よりも時給換算では高くなることもあります。
そのため現在は派遣で働く人も多く見られます。
出典:厚生労働省「高制動同党系」

派遣の介護職は時給交渉も検討しよう

派遣という働き方を選ぶ人は、さまざまな理由があります。
理由の1つとして、「正社員で働くよりも時給が高い」を挙げる人もいることでしょう。

介護職においては、明確に人員基準が定められています。
人員基準とは、「利用者〇人に対して、職員を〇人配することとする」とした基準です。
これを満たさない場合、事業所にはペナルティとしてサービスの停止などが命じられます。

しかしそこで働く人にもいろいろな事情があります。
妊娠~出産などによって人が抜けることもありますし、けがなどで退職する人もいるでしょう。
このようなとき、事業所はペナルティを避けるために、「多少高くても構わないので人材を確保したい」と考えます。

そんなときに注目されるのが、比較的フレキシブルに動ける派遣介護職員なのです。
派遣介護職員は有期雇用であるというデメリット(例外はあります)もありますが、すぐに仕事に就けやすいというメリットもあります。
採用側は「多少高くても人員を確保したい」と考えているため時給交渉もしやすく、給与面での交渉は比較的通りやすいといえます。

もちろん無理難題をつきつけるわけにはいきませんが、派遣という形態の特性をよく理解し、時給交渉を検討しましょう。

夜勤での働き方

夜勤は体に負担がかかりやすい業務形態ですが、その分給与面では優遇されます。
労働基準法によって、夜勤(22時~翌日の5時)従事者に対しては基本時給の1.25倍を支払わなければならないと義務付けられています。
たとえば時給が1500円の職場であるのなら、夜勤の時給は1875円になるというわけです。

また働き方のひとつとして、「夜勤専従」があります。
これは文字通り、夜勤だけを専門にした働き方です。
夜勤の労働時間の長さについてはそれぞれの施設で大きな違いがあるためここでは解説を省きますが、夜勤のみの場合は、日勤のみの場合よりも給与が高くなることが多いといえます。

「派遣の介護職」として働くときに考えたいこと

介護職は、それ以外の仕事に比べると給与はやや低い水準かもしれません。
しかし就職先に困ることはありませんし、働き方を自在に選ぶことができます。
派遣介護職として働けば時給は高くなる傾向にありますし、また時給交渉もしやすくなります。
夜勤もこなせるということであれば、さらに収入アップが見込めるでしょう。