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【転職前に一度確認したい】介護士が転職を考える理由4選

新型コロナウイルスの影響により、介護士の職場は他の業種からの転職者などが増えている状況です。
しかし、依然人手不足は完全に解消されておらず、条件面や生活環境の変化により転職活動を行う方も多くいます。
今回は、介護士が転職を考える理由を紹介するので、転職前に一度ご自分の状況と照らし合わせて確認してみましょう。

転職を考える理由①:待遇が悪い

介護士が転職を考える理由としてまず挙げられるのは、やはり待遇面でしょう。

介護士の給与は月収17万円~28万円程度で、年収にすると270万円~450万円程度が平均になります。
ただし、基本給は15万円~22万円程度が平均となっており、残業や夜勤手当、資格の有無によっても待遇は大きく異なるので注意が必要です。
また、退職金の有無や社会保険や住宅手当といった福利厚生の充実度によっても、大きく給与が変わってきます。
そのため、他の介護施設と待遇を比べるためにコンサルタントに相談してみましょう。

介護職は365日24時間体制で要介護者の生活の手助けをする仕事であるため、 肉体的にハードなことは間違いありません。
しかし、休みの制度が充実していて肉体的な負担の比較的少ない施設や、シフトを工夫するなど働きやすい職場づくりをしている施設などもあります。
よって、そのような工夫が足りない職場においては、人手不足に陥った結果、常勤の職員に負担が集中して退職者が増えてしまう悪循環に陥り、職員の負担や退職者の増加がいつまでも解消されない場合もあります。

転職を考える理由②:通勤面

通勤面も、介護職の方が転職を考える理由のひとつです。
施設ごとに給与や休日などの待遇面や仕事内容にそれほど違いがないため、通勤面は職場を選ぶ際の大きな要素とえいます。
介護士の通勤時間は平均すると30~40分程度が多いのですが、長い場合は1時間以上かかるケースもあるでしょう。
通勤に片道1時間かかる方の場合、往復2時間が移動時間に該当します。つまり、月に20回働いた場合は40時間、年間480時間もの時間を通勤に充てることになるわけです。

もし、この時間を仕事の疲れを癒す時間や自分がやりたいことに使うことができれば、毎日の生活が非常に有意義なものになります。
そのため、できれば通勤が1時間圏内にある職場に転職したいと思う方が多いのです。

しかし、家から職場までの距離が近すぎると、仕事とプライベートの境目がなくなり、精神的なバランスが取れなくなる場合もありますので、適度な通勤距離を選ぶことが重要になります。

転職を考える理由③:人間関係

介護士の職場では、人間関係で辞める方も多い傾向にあります。
職場によっては、どうしても気の合わないリーダーや同僚がいるケースも多いものです。
特に有料老人ホームや特別養護老人ホームといった大きな規模の施設では、フロアやユニットごとに担当が分かれているケースもあり同じ施設内でも関わる人が異なります。
もちろん、人間関係を良好に保つことが仕事を楽しく続けるための秘訣ではありますが、 ハラスメントやいじめなどがあるような職場では無理せず相談しましょう。

転職を考える理由④:条件面の不一致で働けなくなった
引越しや夫の転勤などで生活環境が変わった場合や、子どもが成長して送り迎えなどが必要になるなど今までと同じ就労条件では働けなくなってしまった場合にも、転職を検討する方が増えてきます。

スタッフの数が多く柔軟にシフトを変更できる職場であれば、ある程度の融通が利くため、なんとか働き続けることができるかもしれません。
しかし、実際には多くの介護施設が人手不足なので自由にシフトを組むのは難しいことが現状です。
また、子どもの送り迎えをしたい場合は、日勤のみの勤務や時短勤務などを希望する必要が出てくるのですが、と契約内容によっては変更できないというケースも想定されます。

このように、現在の職場と契約した条件と、ご自分の生活が合わなくなり働くのが困難になってしまうことも、介護士の方が転職を考える大きな理由です。

希望条件に合わないと思ったらすぐに行動するべき
今回は、介護士が転職を考える理由として、「待遇が悪い」、「通勤面」、「人間関係」、「条件面の不一致で働けなくなった」という4点を紹介しました。
希望条件と合わないと感じた場合は、転職を検討するべきといえるので次のステップにいく準備を始めてみてはいかがでしょうか。