寝たきりの介護者への対応を紹介!受けられるサービスや介護のポイント | リアルジョブ介護

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寝たきりの介護者への対応を紹介!受けられるサービスや介護のポイント

介護を受ける方の状態は、千差万別です。
その中でも「寝たきり状態の方」の介護は、覚えておかなければならないことが多くあります。
本記事では「寝たきり状態の方」に注目して、その症状や受けられる介護サービス、介護のポイントについて解説していきます。



寝たきりの症状

寝たきりの状態になると、筋肉が著しく落ちます(筋肉が落ちるスピードも著しく速くなります)。
そのため、運動機能に障害が出る可能性が高くなります。
加えて、骨萎縮が起きたり、心機能の低下が見られることもあります。


また、寝たきりの状態において懸念すべきことは、このような「身体機能の低下」ばかりではありません。
自律神経の乱れや精神的なダメージも受けやすくなります。
このことで、物事に対しての意欲が減退するという問題もよく見られます。
意欲の低下は、さらなる運動機能の低下などを招くこともあり、警戒すべき症状ひとつです。


なお、寝たきりの状態で、かつ意思の疎通が不可能な場合は要介護度が5となります。
それ以外の場合は、要介護度4と判定されることもあります。


寝たきりの方が受けられる介護サービス

寝たきりの方を介護することは、介護をする側にとっても負担が大きいものです。
また、介護にあたって専門的な知識も必要となるため、外部のサービスを利用することを推奨されています。
寝たきりの方が受けられる介護サービスには、以下のようなものがあります。


在宅サービス

介護される側が家にいながら受けられる介護サービスのことです。
たとえば食事や排泄、入浴などの介護がこれにあたります。
また、リハビリテーションや介護の分野においても、このような在宅サービスが実施されています。


「家をメインの居住地とした状態で受けられるサービス」を在宅サービスと考えるのであれば、病院などに通ってリハビリテーションを行う通所リハビリテーションや、短期的に施設に入所するショートステイなども、在宅サービスに分類されるでしょう。


施設サービス

施設をメインの生活の場として、そこで受ける介護サービスを「施設サービス」といいます。
寝たきりの場合、要介護4あるいは要介護5と判断されますので、介護老人福祉施設(特養)の利用も視野に入ってきます。
特養は、原則として「最後まで利用することができる施設」であり、費用も安いのが特徴です。


介護老人保健施設(おもにリハビリテーションを目的とする。終身利用は不可)、介護療養型医療施設(長期入所が必要とされる場合で、かつ症状が安定しているときに利用できる)、介護医療院(医療ケアをメインとする)、なども利用対象です。



介護方法

ここでは、寝たきりの方の介護方法について紹介していきます。


入浴介助

寝たきりの方の入浴は、知識のない人や設備が整っていない状況では非常に困難なものとなります。
そのため、訪問入浴介護などを上手に利用することが求められます。
専門職である介護士にとっても、非常に重要な介助といえるでしょう。
また、入浴ができない状態であっても、清拭を行うなどの工夫が必要です。


食事介助

  • 食事を始めることを告げる
  • 正しい姿勢を取らせる
  • 適量の食事を口の中に運ぶ
  • 料理を交互に口の中に入れていく

上記の対応が求められます。
「食事は、人間にとって楽しいもの」という基本の考え方を忘れることなく、介護される方の負担を軽くするように考えながら介助することが重要です。


トイレ介助

排泄は、人間の基本行動のなかでもっともデリケートな部分です。
そのため、たとえ排泄に失敗したとしてもそれを責めることなく、介助をしましょう。
また排泄は、毎日決まった時間で排泄およびその介助を行い、介護者が日常の一部と思えるようにします。
便意を感じにくい方もいるので、声かけや誘導も行います。



介護者の「寝たきり」について考える

寝たきり状態の介護者は、介護のなかでも重い部類に入ります。
そのため、介護を行う家族にも負担がかかりやすくなります。
その負担を軽くするために、専門職である介護士は動かなければなりません。
また、介護される方の尊厳を考えて、メンタル面に対しても的確に働きかけることが求められます。